社会課題解決とグローバル・シチズンシップ

川田 英樹 教授

本講義では、さまざまなジレンマや矛盾を超えて社会課題を解決し、グローバルに活躍している多様な現役リーダーをゲストスピーカーに迎え、彼らとのインタラクションから、そのプロセスを追体験し、その気づきを言語化する。多様な価値観への共感から、グローバル・シチズンシップの本質を理解し、「より善い」未来に向かう社会課題解決力を錬成することを講義の目的とする。

実践知リーダーのための教養と対話型読書演習

堀内 勉 教授

本講座は、自らの頭で「考える力」とそのための「道具立て」を身に着けるための教養講座であり、特定の学問分野に偏ることなく、人類が積み上げてきた「知」を、幅広い視点で俯瞰しながら、世界が直面する問題や自らの人生について振り返るきっかけを提示するもの。従って、一般的な「教養講座」のように、ただ知識や蘊蓄を上から「ダウンロード」するものとは異なり、この複雑で不透明な時代にどのように立ち向かっていくのかを、講師、ゲストスピーカー、受講生が共に水平的に議論して、その議論の中から、「いかに生きるべきか？」についての、自分なりの方法論や回答を導き出していくことを目的とする。

「イノベーターシップ」の実践

徳岡 晃一郎 教授

これまでの論理分析主体の左脳経営の時代は終わりを告げ、真に豊かなイノベーションを求めて、人間性を重視した組織的知識創造が重要になってきている。そのカギを握るリーダーには、社会を変革する熱い思いと実践的な知恵をもとにイノベーションを起こしていくことが求められる。その力量を培うのが本学大学院の目的であり、本講義ではその基本コンセプトを確認し、自らのイノベーターシップ度をいかに高めるかについて、実践的に学び自らのキャリア形成に結びつけていくことを考える。

知識創造経営のプリンシプル

紺野登教授

今やドラッカーが指摘した知識社会・経済が訪れているが、依然工業社会のモデルを引きずったままの経営が多いのも事実である。本講は知識創造理論を軸にして、戦略・組織・経営資源のあり方を「知」で考え実践への足がかりとする場として行きたい。

イノベーションマネジメントシステム（IMS）と目的工学

紺野登教授

今世界の企業はこれまでになく「目的」を重視し始めた。過剰なファイナンス志向への反省や、社会的イノベーションへの関心が背景にある。目的工学とは目的に基づく経営及び目的をいかにビジネスやプロジェクトの成功に結びつけるかを考えるアプローチである。

デザイン思考ワークショップ

紺野登教授

デザイン思考と言う言葉が世に出て久しいが、ようやく実践の段階にきた。デザイン思考の本質は何か。どのような理論的な理解ができるのか。そしてどうやって実用実践すればよいのか。本講は知識創造の一形態としてのデザイン思考を集中ワークショップ形式で学ぶ。

シナリオプランニング・ワークショップ

紺野登教授

シナリオプランニングはかつて不測事態への備えや構えだと捉えられていたが、今や未来的視点での対話型変革のツールとなっている。本講ではワークショップ形式でシナリオプランニングの基本理解とイノベーションのための活用について実践できるようにしたい。

ビジネスモデル・イノベーション

河野龍太教授

現代の勝ち組企業に共通するのは、ビジネスモデル・レベルでのイノベーションに成功していることである。本講義ではビジネスモデルイノベーションを実現するための戦略を体系的に学び、組織での実践と展開を助ける世界的に定評のあるツールの習得を図る。

イノベーターのための顧客創造戦略　理論と実践技法

河野龍太教授

スティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスといった真に傑出したイノベーターは単に才覚の人ではない。イノベーションのセオリーに精通しそれらを経営に取り入れ実践したことで知られる。この講義では代表的なイノベーション戦略とセオリー、それらを実践するためのツールを取り上げケースと演習を交えて実践的に習得を図る。

チェンジマネジメント実践論

荻原 直紀 教授

あらゆる企業・組織の経営は、事業が拡大・安定するにしたがって、オペレーション中心となる。やがてオペレーション一辺倒となった経営は、官僚主義、前例踏襲や「本質より形式重視」の文化を強めながら、組織不活性化への道筋を辿る。 これを打破し、再び新たな価値を生み出す組織へと脱皮するには、オペレーションとイノベーションを両立する経営への変革が求められる。本講義は、チェンジマネジメント（組織変革）の原則と最先端のケースおよび手法を学び、学生の所属する組織の課題も生きた題材として取り上げながら、複雑で長い道筋をたどる組織変革をリードするスキルを習得することを目的とする。

知識資産マネジメント実践論

荻原 直紀 教授

本講義では、オペレーション（既存事業の効率化・拡大）にもイノベーション（新規価値の創出）にも欠かせない、組織の強みの源泉である知識資産の棚卸・創造・共有・活用のあり方の理論を理解するとともに、知識資産マネジメントの実践手法の習得を目的とする。授業の中では、実際に自分が所属する組織（あるいは顧客・取引先など関連する組織でもよい）の知識資産の棚卸しと活用の仕方のデザインに関する演習を行う。

経営戦略概論

前川慶一客員教授

世の中には色々な戦略策定法がありますが、どんな状況でも万能ではありません。この講座では、座学とケーススタディを通じて代表的な各種戦略策定手法の考え方、使い方、具体的策定法、さらに戦略実行に重要な経営の意思決定のあり方を学んでいただきます。

起業/社内起業の事業創造実践論

本荘修二客員教授

ベンチャーから大企業まで事業創造のための、知識、技術、思考法を学ぶ。そして、少人数でプレゼンとディスカッションを繰り返し、事業案を練り上げる演習を行う。また、自己のスタイルの進化を促し、マインドセットを醸成する。

イノベーション 反直感的思考によるイノベーション実践法

津田 真吾 客員教授

イノベーションを実践する上での反直感性や反常識性を意識し、行動へとつなげる手助けをすることで、アカデミックな「イノベーション」と経済活動としての「イノベーション」の垣根を取り除く。 故クレイトン・クリステンセン氏によるイノベーション理論を背景に、INDEE Japanの知見から、イノベーションの何気ない罠を共有し、ディスカッションや課題を通じて学習していく。

「両利きの経営」の実践と組織開発

加藤 雅則 客員教授

2019年に「両利きの経営」が日本に紹介されて以来、多くの企業の中期経営計画に大きな影響を与えてきました。両利きの本質は、短期の収益軸と中長期の成長軸の“両立”です。しかし、言うは易く行うは難し。両利きは”矛盾の経営”と呼ばれるだけに、その実践は容易ではありません。本講義の前半では、「両利きの経営」の全体観を押さえつつ、両利きのベースにある組織経営の基本理論（コングルエンス・モデル）をベースとして、AGC（旭硝子）における両利きの実践事例を読み解きます。本講義の後半では、前半の理論的な枠組みをビック・ピクチャーとして活用しつつ、「組織開発」（Organizational Development）を学びます。組織開発とは、個人の能力開発である人材開発とは異なり、組織能力（Capability）の形成を通じて、戦略を実行できる組織づくりを目指す取り組みです。受講者にとって、本講義は最新の経営理論の実践事例と講師・ゲスト講師の実践知に触れることで、戦略論と人的資源管理論の間をつなぐ内容となるでしょう。

マーケティング・マネジメント概論

河野龍太教授

市場が成熟し差別化が難しい現代において、顧客の視点からユニークな価値を生み出すマーケティング戦略の重要性が増している。本講義では顧客の本質的ニーズをつかみユニークな提供価値を創造し、それらを市場浸透させるための体系的な戦略と技術を学ぶ。

Webマーケティング戦略

土屋有客員教授

WEBマーケティング戦略では、新しいテクノロジートレンドをおさえるだけではなく、実際の企業内でのマーケティング活動におけるテクノロジーの活用、また大前提となる顧客のライフスタイル変化を事業戦略に取り込み価値創出の実現を目指します。

プレミアム価値創造のブランド戦略

吉松敏也客員教授

欧州のプレミアムブランドは、どのようにしてブランド力手に入れたのか？デザインとブランドの関係は？志のブランドとは？アメリカで発達してきた従来のマーケティング手法を見直しながら、日本発のプレミアムブランドを生むには何が必要なのかを考える。

観光インバウンドマネジメント

中山こずゑ客員教授

人口減少社会において交流人口を増加させることで、どんなプラスのオポチュニティを他産業に及ぼすことができるのか？現状の観光業、観光行政を他国と比較しながら、コロナ時代、及びコロナ後の観光インバウンドのあり方、マネージメントを考えていく。

最新ロジスティクス戦略

角井亮一客員教授

アマゾンのジェフベゾスは、「アマゾンはロジスティクス会社だ」と言っています。東京で1時間以内に届けるPrimeNOWを開始し、他社よりも高いサービスレベルで、勝ち抜こうとしています。たくさんの例を挙げ、物流が企業力をどう高めているかを勉強します。

知識創造とSECIモデルの実践

川田 英樹 教授

本講義では、知識創造理論の主要コンセプトである組織的知識創造プロセス（SECIモデル）および実践知リーダーシップを、講義、実践事例の共有、グループプロジェクトを通じて探求する。共同化、表出化、連結化、内面化で構成されるSECIモデルを実践を通じて体感し、知識創造のプロセスを駆動する実践知リーダーシップを身体化することを講義の目的とする。

ヒューマンリソース概論

徳岡晃一郎教授

組織は人なり。この世界共通のコンセプトが、いま日本では大きく揺らいでいます。成果主義に翻弄され、ブラック企業が跋扈し、若い世代は希望を持てずに、高齢者も不安。その原因は日本の人事のあり方を歴史にさかのぼって、冷静に見据えてこなかったつけでもあります。日本型人事の基礎をしっかりと振り返り、明日への展望と哲学を再検討します。

MBB・思いのマネジメント実践

徳岡晃一郎教授

日本型の新しい人事マネジメントとして広まりつつあるMBB（ManagementbyBelief：思いのマネジメント）を軸に、世界で活躍する知識創造企業になるために必須の新しい人事制度の哲学としくみを検証します。イノベーターシップの中核である熱い思いを育てる手法と、思いのある組織の育成方法を学びます。

実践組織変革

浜田正幸教授

組織を分析し、動かし、イノベーションを起こす理論と方法論を実践的に学びます。起業を目指す人、組織の成長を担う人、現在の組織に悩む人、組織にイノベーションを起こしたい人などにお勧めの科目です。

実践ビジネスコーチング

橋場 剛 客員教授 ・山本 佳孝 客員教授

本講義では、人的資本経営が注目されている中、なぜ、いまビジネスコーチングなのかを理解し、職場で使える実践的なビジネスコーチングスキルを習得することを目的とする。 1on1ミーティングやコーチングを、今日はやりの単なるスキルとして捉えるのではなく、社会構造や市場、ビジネスモデルの大きな変化の中で、不可避の解決策として注目を浴びていることまでをナラティブに理解し、成果を生み出すコーチングの基礎スキルを習得することを目標とする。

キャリアマネジメントとモチベーション

片岡裕司客員教授

人生100年時代の到来を前に、個人も組織もキャリアに対する価値観の変革が迫られています。どうすればイキイキと働いていけるのか。どうすれば人材を活性化できるか。この変化の時代をどう切り拓いていくかについて、個人と組織の両面から一緒に考えていきましょう。

実践ポジティブ心理学

三田真美客員教授

人間にとって「幸せ」な状態を解明するポジティブ心理学。本講座ではその柱となるレジリエンスやフロー、ストレングスといった概念を解説し、日常生活でポジティブな感情を高めるエクササイズを紹介します。加えて、人材育成や組織運営におけるポジティブ心理学の活用方法について考えます。

ストレスマネジメントと精神回復力

水木さとみ客員教授

イノベーターたちは、日々予期せぬ出来事に遭遇しながらも高い目的に向かって進み続けます。逆境の中、自己のもつ能力を最大限に発揮する手段であるストレスマネジメントと精神回復力を養うノウハウを科学的かつ実践的にお伝えします。

オーセンティックリーダーシップ

荻野淳也客員教授

先行きの見通せない時代におけるリーダーとしての在り方を講義とワークショップ形式で探求する。リーダーとして必要な自身の価値観、パーパス、内発的動機を掘り下げ、コアとなる中心軸を発見し、自らのオーセンティックリーダーシップを見出していく。

ケーススタディ 組織を動かす変革型リーダーシップ論

迫川史康客員教授

企業における組織変革の具体的事例をケーススタディを通じて学びます。既存のビジネスモデル（儲ける仕組み）を牽引するだけでなく、新たなビジネスモデルを創造するイノベーターシップを考察し、受講者間で議論をし、自身の成長につなげることを目指します。

コーポレートファイナンス基礎理論と実践

堀内 勉 教授

本講義では、ビジネスパーソンとして知っておくべき基礎的なファイナンス理論を、財務三表（貸借対照表、利益計算書、キャッシュフロー計算書）を中心に体系的に学習することを目的とする。同時に、企業活動がESG（環境、社会、ガバナンス）やSDGs（持続可能な開発目標）との関係で大きく変容してきていることに鑑み、ソーシャルファイナンス（社会的価値を実現するためのファイナンス理論）との接点も意識しながら、ファイナンス面から見た企業の存在意義（パーパス）についても議論する。

法の経済分析入門

宇佐美洋教授

経済学で法律を読み解く方法を学ぶ。最近企業をとりまくビジネス環境、とくにビジネスの「土俵・枠組み」としての制度や法律がめまぐるしく変化している。このような環境を読み解くには、法律や制度を経済学で分析する視点を身につけることがきわめて有効である。

組織と戦略の経済学

宇佐美洋教授

経済学で組織の読み解く方法を学ぶ。経済学では企業や組織や契約や所有などをどう捉えるかを学び、さらに企業経営やガバナンスを見直す視点を獲得する。最近の組織の変化のエッセンスを理解するために、経済学の視点から組織や法律や制度の新しい見方を学ぶ。

行動経済学

真壁昭夫客員教授

現在、実際に発生している経済・金融の事象を分析することによって、今後、世界の経済情勢や金融市場の動向にどのような変化があるかを考える。そのプロセスの中で、経済・金融の基礎知識の習得を目指す。適宜、外部のゲストスピーカーにもディスカッション参加予定。

マネジリアル・アカウンティング

真壁昭夫客員教授

財務会計（ファイナンシャルアカウンティング）との違いから、マネジリアル・アカウンティング本来の経営者の意思決定のための管理会計の仕組みの習得を目指す。適宜、ケーススタディーなどによって実践で有効な手法等を検証する。

企業会計・簿記入門

井村順子客員教授

企業会計の基礎的な知識は、ビジネスパーソンにとって不可欠の要素である。本講義では、財務諸表の理解に始まり重要論点を学ぶとともに、最終的にはディスクロージャー制度を理解することにより、財務諸表を有用に活用するための基礎知識を身につけることとなる。

財務分析

井村順子客員教授

本講義では、金融商品取引法のもとで公表されている財務情報及び非財務情報を活用し、経営戦略を達成するための主要な経営指標を学ぶ。これら経営指標に関連する知識や関連した企業価値の評価の視点を持つことは、企業経営をより深く理解することにつながる。

資産運用のファイナンス基礎理論

冨島 佑允 客員教授

人生100年時代と言われる現代において、人々は今後、長い生涯を送る中でインフレや収入・貯蓄の減少など様々な経済的リスクに直面することになる。そういったリスクから身を守りつつ豊かに暮らしていくためには、資産運用によって長期的かつ計画的に資産形成を行っていくスキルの習得が重要になってくる。本講義では、ファイナンスの観点から資産運用の基礎理論を体系立てて理解した上で実践できるようになることを目的とする。

ESG時代の「サステイナブル経営」の理論と実践

村上 誠典 客員教授

資本市場ではESGが当たり前になっているが、経営の現場において実際にどのようなことを理解し、仕組み化し、実践していく必要があるのか。特に、経営戦略、ガバナンス、ファイナンスといった基礎知識を、より高いレベルで実践していくことが重要になる。本講義では、基礎知識を吸収しながらも、実践的な議論を通じて、トップティアのスタートアップや企業における経営の取り組みを通じて学んでいく。

M＆A戦略と実践企業ファイナンス

中岡英隆客員教授

グローバル企業にとってM＆A戦略は最重要課題である。本講義では、コーポレート・ガバナンスや資源ベースの経営戦略論の視点を織り交ぜながら、オプション理論に基づいた最新の企業価値評価の手法により、企業の資金調達やM＆A戦略、企業価値創造力の評価を学ぶ。

中小企業の価値創造と事業承継

藤本江里子客員教授

今、日本では中小企業の事業承継が大きな課題となっています。事業承継を進めるためのキーワードは価値創造です。本講義では、中小企業のヒト、経営権、資産等の次世代への引継ぎについて、“生きた”事例を見ながら事業承継の実践的知見を習得することを目指します。

コーポレートガバナンスの理論と実務

菅原貴与志客員教授

コーポレートガバナンス、内部統制システム、コンプライアンスについて、企業経営の視点から実務的・具体的に実践演習します。事業マネジメントに必須の法的リスクマネジメントに関する知識とトラブルを適切に解決できる能力を身につけ、実効性のあるコンプライアンス経営とリスク管理体制を構築するための理論と実務が理解できるようになります。

データ活用入門

今泉忠教授

ビジネスデータにもとづいた課題解決案は比較可能で関係者が納得できるようになっている必要があります。この科目では、そのための標準的な分析フレームワークとその中での、予測・要約・分類などに関する手法を、課題解決案の提案のために手法として学びます。

統計的データ分析

久保田貴文准教授

ビジネスの現場で利活用できる統計的なデータ分析の手法について学びます。実際に統計ソフトウェアＲを利用して、比率の差の検定、平均の差の検定、分散分析や回帰分析などのスキルとともにその背景にある統計的な考え方を修得します。

マーケティング実践

佐藤洋行客員教授

データサイエンスを取り入れることがマーケティング成功の必須条件にさえなりつつある一方で、データサイエンスを知るマーケターは少ない。本科目では、データサイエンスの実践知を身につけたいと考えるマーケターに、その思考方法や応用方法を理解してもらう。

集中ゼミ（統計検定）

今泉忠教授

ビジネスデータを扱う場合に、単なる数値として処理をして、そこから知見を得ない場合が多くあります。データを基づいた問題解決のために必須の統計的思考法とそのためにスキルについて学びます。また、統計検定の受験を行うことで、外的な資格認証とします。

DX変革：データサイエンスによる企業変革

前田英志客員教授

デジタル時代における問題解決をより高度に行うために必要な能力を、実践を通じて習得する。AIが台頭してきた時に、人間が本質的に必要となる能力は何かということを見極め、その能力の育成を行う。能力は、思考力、統計力、表現力の3つに分け、実践的なテーマを具体的に解く中で身につける。

クリティカルシンキング

柏木吉基客員教授

概念的・学問的な思考法ではなく、プレゼン、企画、提案、課題解決など、実務実践の場で必要となる思考を修得します。ロジカルな主張の組み方、思考を広げるための批判的思考などをディスカッションベースで学びます。本質を考え抜くための頭の使い方に開眼することでしょう。

データドリブンの戦略構築

栗山実客員教授

現代の企業経営ではもはや欠かせない「データに基づく経営戦略の意思決定」を扱います。大局的な経営戦略を定めるために、データ分析をどう扱う技術や視点が必要なのか、系統的知識に加えて演習などの実践を通して深めます。

医療・介護経営I

真野俊樹特任教授

本講座は、学生に主体的に参加してもらう講座である。最初に教員から業界の展望を話し、その後実務に詳しい外部講師を招聘した授業を2回ほど行い、最後に、それまでの議論を踏まえて、参加者にPPTで発表してもらい、内容を深めていく授業である。主に、業界の展望を考える。

医療・介護マネジメントの実践知

真野俊樹特任教授

本講座は、オムニバス授業で、医療介護業界の実践を行っている講師を招聘し、90分の講義と後半の講師と教授、参加者との豊富な議論で内容を深めていく、めったにない機会を提供する講座である。

高齢社会のまちづくり

川井真客員教授

本講義では、経済のフレーム・オブ・レファレンスを再考しながら、新時代における地域経営と産業連関のモデルを検討する。新たな産業を創造して地域の内発的発展をつくり出し、これからの時代の要請に応える、キーパースンとなるべき人材の育成を目指す。

地域包括ケアのビジネスモデル

石井富美客員教授

地域包括ケアシステムの本質を知り、医療介護の専門職の役割を知ることで、新しい価値観を身につけ、SDGsのGOAL11「住み続けられるまちづくり」をヘルスケアビジネスで支えることができるようにイノベーティブなビジネスモデルを構築しましょう。

ヘルスケアビジネスイノベーション

山本伸客員教授

ヘルスケア分野で新事業を構想したい、特に異業種から参入したいビジネスパーソンが、業界の特殊性や壁に迷うことなく新事業を構想できる方法論を、実戦しながら身につける。かつ参加者同士の相互共創を促進する場としていきたい。

日本の製薬企業の未来

日本はこれまで世界第三位の新薬創生国。アジアでは日本が唯一であり、世界の中で高い評価を得てきました。研究開発費の増加等、新薬創生の難易度は年々上昇しています。IPS細胞や再生医療の出現から、製薬企業の未来を探求する。

戦略論と地政学

本コースでは「国際関係論」（International Relations）や「戦略研究」(Strategic Studies)をベースとした戦略的なものの見方や分析法を、いくつの「問い」を中心に添えて、具体的な事例や理論の知識とともに体系的かつ論理的な思考によって観るための視点を習得することを講義の目的とします。

社会課題と経済安全保障を巡るルール形成戦略

國分 俊史 教授

政府ではもはや解決できない様々な社会課題に対し、民間企業の力が求められている。しかし、日本企業は政府の補助金以外に市場化する構想力が無く、政府機能が不十分な新興国では完全に出遅れている。一方、欧米企業は社会課題解決に繋がる製品、サービスが市場から支持されるルールを自ら創造して成長を勝ち取っている。 本講義は、社会課題をルール形成によって市場化するアプローチを実例から研究する。また、経済安全保障政策についても触れ、経済安保政策を成長機会にする新たな経営システムについて、最新研究に基づき議論する。

国際通商と企業のルール形成

羽生田慶介客員教授

TPP等の経済連携協定がビジネスに与える影響を詳細に理解するとともに、既存の通商枠組みを超えて社会課題を解決するルール形成思考を身につける

議院内閣制度における公的ルール形成プロセス論

福田峰之客員教授

議院内閣制度の下、法律が出来上がるプロセスは、国会の審議だけを見ても理解することは出来ない。政党内議論、与党間協議、与野党間協議、こうした国会での議論以外の過程を理解すると共に、政党がルール作成の為にいかに必要な情報を入手し、ルール改廃を望む組織と繋がっているのかを学ぶ。

ルール形成のためのメディア戦略

岡田宏記客員教授

現代の様々な社会制度が形成された経緯とメディアが果たした役割を理解する。今後の社会課題の解決に向けてメディアの足らざる点と為すべきことを学び、未来に向け具体的な施策をも構想できるようになる

ルール形成戦略のBX（実践行動経済学）

伊藤 言 客員教授 伊原 克将 客員教授

本講義は、人を動かすためのルールを形成していく上で、行動経済学を始めとした心理学、神経科学などの行動科学的知見を実践的に使いこなせる人材育成を目的とする。 行動変容に関連する事象を様々な角度から行動科学的に捉えた上で、科学的な根拠に基づき戦略的な一手を導出できるようになる。また、必要な学問分野の先行研究を見極め、人を動かす本質的なレバーを行動科学的に把握した上で、それをルールに組み込むためのスキルを習得する。

ツーリズムを通じた経済開発・人間開発論

本講義では、従来型の非日常を堪能する「観光」の概念を覆し、地域経済活性化の基盤、「異」の理解を通じた人間形成等の社会基盤として観光を「ツーリズム」として再定義し、ツーリズムとは何か、ツーリズムを通じたルール形成はいかにして実現されるのか、国内外事例や、講師の観光庁等への政策提言等、最新の情勢を踏まえて、今後の方向性等を考察します。本講義では、日本の経済成長の切り札とされる「ツーリズム」がなぜ、どのようにドライバーとなりうるのかを議論し、最終的には受講者自らが戦略的視座を高め、日本の各地域でツーリズムを通じた経済開発、人間開発の実践に携わる力を錬成することを目的としています。

ソーシャルビジネスの事業・資金計画

堀内勉教授

本講座は、社会事業やNPO経営などに関心がある受講生が、日本財団の関連団体である社会変革推進財団（SIIF）の全面協力の下、実際の起業家の体験談を聞き、事業構想や事業計画について、公的金融機関や信用金庫の助言を受けることができる実践的講座である。

まちづくり最新事情

長島剛教授

主に多摩エリア、神奈川エリアをフィールドに、行政や企業、NPOなどが実践しているまちづくりのケーススタディを通じて、「つなぐ力」を軸に多彩なステークホルダーによるこれからのまちづくりを考察する。

ソーシャル・ファイナンス

小林立明客員教授

多様化する社会的課題の解決には、新たなファイナンス手法が求められる。本講座では、近年、欧米で発展している「社会的インパクト投資」を中心に多様なソーシャル・ファイナンス手法を取り上げ、基本概念の紹介、ケース･スタディ、政策枠組みの概観等を通じて日本における発展の可能性を検討する。

トライセクターリーダー論

金野索一特任教授

今や社会に不可欠となったトライセクターリーダーとは、３つのセクター（政府、企業、NPO）全てに通用するマネジメントを実践するリーダー、あるいはセクターの枠を越えて、良き社会を実現していくリーダーである。先駆者たちのケースや実践ノウハウを学びトライセクターリーダーを輩出する。

持続可能な地域創生と地域金融の役割

渡邉 泰之 客員教授

社会課題が山積し、行政だけではその解決が困難となりつつある地域社会において、社会性と事業性を両立するソーシャルビジネスという形で課題解決を目指す民間企業等を支援する必要性が高まっている。本講義では、地域金融機関が、投融資等を通じどのようにかかる民間企業等を支援できるのか、先進的事例を取り上げて分析することを通じ、持続可能な地域創生のために果たす地域金融機関の役割について、知識と理解を深めることを目的とする。

ソーシャルビジネス演習

田中勇一客員教授

イノベーションの種は必ず自分の中にあります。この演習では、事例を学びつつ、心の奥底にある「やむにやまれぬ思い」を引き出し、その志をビジネスの手法を用いて持続可能な形にすることで、自分にしかできないイノベーションを生み出すことを目指します。

ベンチャーCFO養成講座

新村和大客員教授

各回に実務家・専門家を招き、ベンチャーにおける機関設計、事業計画の策定、資本政策などを体系的に学びます。創業期から急成長期までの企業ステージ、初期ラウンドの資金調達から売却までを対象とします。ベンチャー企業のCFOとして活躍を目指す方にオススメの講義です。本講は日本CFO協会の寄付講座です。

実践を通して学ぶソーシャルビジネス

宮城治男客員教授

震災により「世界の課題先進地域」なった東北。そこは同時に、全国からリーダーが集う、イノベーションのメッカとなりつつある。その最前線を訪問し、3日間で学び、ともに未来を描く。ソーシャルリーダーとして、各人なりの一歩を踏みせる契機としたい。

ESG時代の「サステイナブル経営」の理論と実践

スタートアップが日本においても益々注目を集めている。その理由は大きく２つある。１つは経済的価値、すなわちGAFAMを例に挙げるまでもなく企業価値という観点でインパクトが大きくなっていること。もう１つは持続的社会の実現に向けて解決していくべき社会課題の解決の担い手として、イノベーションを通じた社会的価値の観点である。創業間もない頃は零細企業に過ぎないスタートアップが、大きな価値創造、社会課題の解決を目指してく上で、その経営手腕が非常に重要になってくる。資本市場ではESGが当たり前になっているが、経営の現場において実際にどのようなことを理解し、仕組み化し、実践していく必要があるのか。特に、経営戦略、ガバナンス、ファイナンスといった基礎知識を、より高いレベルで実践していくことが重要になる。本講義では、基礎知識を吸収しながらも、実践的な議論を通じて、トップティアのスタートアップや企業における経営の取り組みを通じて学んでいく。

21世紀の「善い企業」の条件

21世紀では、多数の企業が国連SDGｓへの貢献を表明したり、全てのステークホルダーへの配慮を約束したりしている。この動向は、株主資本主義からステークホルダー資本主義への転換だと評される一方で、企業イメージ向上のＰＲ活動に過ぎないという声もある。国際的に注目されるＢコープ認証は、ＰＲの域を超え、真のステークホルダー経営を実現している企業にのみ与えられる認証である。本講座では、そのＢコープ認証のツールであるＢインパクトアセスメントを参照しながら、従業員、サプライヤー、顧客、コミュニティ、環境の各ステークホルダーに対する経営慣行を考察する。

最新テクノロジーとAIの世界

金野索一特任教授

この講座は、単に最新技術を学ぶだけでなく、A（I人工知能）革命によって、多くの仕事が消失するといわれる中、目的・価値そのものを創り出す文系知により、理系知＝最新技術（AI、ロボテックス等）を、自分のビジネス、企業、そして社会や人間のためにどう活かすかを探究する。

SDGS（社会課題）×Techビジネス

金野索一特任教授

SDG'S・17項目を克服する世界の実現へ、SDGS×Techビジネスの最先端を学び、DXによる社会課題解決事業を探究する。さらに貧困・紛争の原因を根絶するために、IT等を活かした“アンバンクド”向け“ラスト１マイル・ビジネス”を創出する。

プロジェクト・マネジメントの基本と応用

中分毅客員教授

イノベーションの時代、企業は変革に向けたプロジェクトの集合体であり、プロジェクト・マネジメントは組織のリテラシーと言えるでしょう。一方、プロジェクト・マネジメント自体も変革の時期にあります。PMBOKに代表される国際標準と、その限界を乗り越えるための建設領域、ICT領域の内外の最新の知見を紹介します。

先端ITマーケティングイノベーション

橋本大也客員教授

ビッグデータ、人工知能、IoT、SNS、スマホ、３Dプリンター…。最新のIT技術がビジネスイノベーションにどのようにつながっていくのか、ITベンチャーを自ら創業しIPOさせた起業家でもある教員が、実例を多数交えながら展望していく。

世界潮流と企業戦略

金美徳教授

世界経済や国際情勢など世界潮流や時代の変化を俯瞰し、経営環境を見極め、地政学的戦略力と国際教養力を養う。キーワードは、アジア・ユーラシアダイナミズム、グローバル組織人事、アジア戦略である。

日中企業比較論

柯隆客員教授

米中貿易戦争と新型コロナ危機をきっかけに、中国を中心とするグローバルサプライチェーンが再編されようとしている。日本企業は効率性と安定性を兼ねた新たなサプライチェーンを構築する必要がある。本講義は、日本企業の新たなサプライチェーンのあり方を模索することにする。

日本企業の中国ビジネス

徐向東客員教授

中国とのビジネスに携わるには、「常識を疑う！」「先入観を持たない！」ことが必要不可欠。ここ数年間における米中貿易摩擦、そしてインバウンドや越境ECなどの事例をもとに、受講者との双方向ディスカッションを通じて、中国ビジネスの実践知から、これからの企業やビジネスマンの「勝ち方」を考え抜く。

インターゼミ（寺島実郎学長ゼミ）Ⅰ～Ⅳ

金美徳教授

寺島実郎学長主宰の塾形式ゼミ。学部・大学院を横断した複数の学生チームが、現代社会の抱える様々な課題についてグループワーク、文献調査、フィールドワークによって仮説の検証と考察を深め、それらを体系的な論文にまとめて課題解決の提言を行う。アジアダイナミズム、多摩学、サービス・エンターテイメント、DXの4つのテーマで研究活動に取り組んでいる。

フィールドスタディⅠ～Ⅳ

金美徳教授

実践知・修士・博士論文の作成に資するフィールドワークや、学内外のプロクラム・セミナー・地方実習・海外研修などの学修成果に対して単位を認定する。

論文演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

多摩大学大学院の目玉である実践的論文を約1年かけて仕上げていくゼミです。専任教授と膝を突き合わせながらマンツーマンで学ぶとともに、ゼミ仲間からの厳しい指摘を受けて、自分の人生の一里塚を構築。世界が大きく変わる体験を楽しんでください。

実践リベラルアーツ論

矢萩邦彦客員教授

説得力のある近未来ヴィジョンを描き、共感を呼ぶシナリオやプランを設計・編集する。そのために、実践的な知識やスキルとして捉えにくい「リベラルアーツ」を換骨奪胎し、コードを読み解き、現代に合った「ポータブルスキル」として身につけ、活用することを目指します。

ビジネスリーダーのための実践的問題解決

高田貴久客員教授

グローバルビジネスリーダーにとって必要となる問題解決思考と、その指導方法の理論を体系立てて学んだ後、職場課題から経営課題に至るまでの様々な企業実例を通じて、どうやってビジネスの中で実践していくかを体得します。

21世紀の日本の社会課題

近藤洋介客員教授

新型コロナウィルスの脅威、気候変動と自然災害、超少子化・高齢化・・。リスク社会化した現代日本において、私たちは、どのような視座を持って課題に取り組むべきか。平成の失敗から、私たちは何を学び、活かすべきか。本稿では、政治とジャーナリズムの現場経験をもとに、新たな官民の在り方を考察する。

知識創造理論に基づくアートと戦略的直観

たったひとつの正解が存在しない社会では、主観的な問いや仮説を起点に、自らが知識を創造する主体になることが求められます。しかしながら、多くの人々には、膨大な情報やデータの収集を通じて確かな答えを探そうとする姿勢が定着してしまっています。本講義では、「知識創造理論」を拠り所に、知識を創造する主体者として必要な本質思考力を実践的に研究します。

ビジネスジャパニーズI・II

宋岩群客員教授

この授業は講義および演習形式で行われる。多様なフレーズにより構成されるビジネス会話の表現を用いて、「話す」ことと「聞く」ことの練習により、ビジネスジャパニーズに親しんでもらい、その上、「書く」ことの基礎を作り、最終的には身につけることを目標としている。

論文スタートアップⅠ・Ⅱ

劉麗娜客員教授・宋岩群客員教授

大学院の2年間は束の間です。新しい知識や考え方を取り入れながら、これからの人生に大きく役立つ思想を身につけていただきたいです。論文は2年間の集大成であり、指針でもあると思われます。ここでじっくり考えた課題を、試行錯誤を繰り返し、一生涯を貫く目標を見つけて知行合一を追求していきましょう！

ビジネスコミュニケーション日本地理・日本史 I・II

瀧川浩人特別講師

グローバル化を意識した中で、自然と人間社会・国際社会との関わりを基盤に、日本の歴史的背景を踏まえた日本地理で得た知見を「知恵」とし、日本企業で活躍する上での「構想力」「想像力」「解決力」を醸成する。

論文実践Ⅰ・II

齋藤春光客員教授

多摩大学大学院の目玉である実践的論文を約1年かけて仕上げていくゼミです。「課題・問題の設定」「資料研究」「主張の詳述・分析」「まとめと今後の課題」という論文のそれぞれのステージにおいて、時にはマントゥマンで、またゼミ仲間と共に深堀し、皆さんのダイバーシティな視点を持ったオリジナリティある論文を作成しましょう。