教員紹介

高田 貴久

(Takada Takahisa)

職名 客員教授
担当科目

ビジネスリーダーのための実践的課題解決


メッセージ

-「組織の共通言語」となる問題解決思考を体系的に体得する-
世界経済フォーラム(World Economic Forum)が発表した「第4次産業革命で活躍するために必要な10のスキル」において、「複雑な問題解決(Complex Problem Solving)」が2015年・2020年ともに1位となりました。グローバルに活躍するビジネスリーダーにとって、組織を正しい方向に導くための問題解決力は今や必要不可欠な能力です。

しかしこの「問題解決」については、関連する様々な「思考スキル」があります。論理思考、クリティカルシンキング、仮説思考、イシュー分析、環境分析、課題設定、戦略立案…など。様々な「思考スキル」に埋もれて混乱しないためには、まず概念としてこれらをきちんと体系立て、整理して理解する所から始めることが重要です。

私自身はこれまで、コンサルティングファームを2社、上場メーカーの経営企画、そしてゼロからの起業とグローバル展開を体験してきました。現在は100名ほどの社員を抱える経営者でありつつも、講師として日々「問題解決」をはじめとする様々なビジネススキルを多くの企業の受講者の方々にお伝えしています。ビジネスはもちろん理屈通りに進むものではなく、偶然や運の要素なども出てきます。しかし実際のビジネスの局面において「問題解決」をはじめとするビジネススキルがいかに有効であったか、どのようにそれらを活用してきたか。自分自身の体験および企業受講者の体験談などを紹介しながら講義を進めていきたいと考えています。

クラスはできるだけ双方向的な進め方をし、みなさんのビジネスの話も伺いながら、共に有意義な時間を過ごしたいと考えています。ぜひ楽しみながら学んでいきましょう。

プロフィール

株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ代表取締役社長・グローバルCEO。東京大学理科Ⅰ類中退、京都大学法学部卒業、シンガポール国立大学(NUS)Asia Pacific Executive MBAコース修了。ギャラップ認定ストレングスコーチ。アーサー・D・リトル(ジャパン)にてプロジェクトリーダーを務めた後、クライアントであったマブチモーター株式会社に転職。経営企画部、社長付・事業基盤改革推進本部 本部長補佐として改革を牽引。その後ボストン・コンサルティング・グループを経て2006年に株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズを設立。現在はグローバル5拠点・100名程の社員と共にトヨタ自動車、パナソニック、イオンを始めとする300社近いリーディングカンパニーに対面・オンライン・eラーニングなどでの人材育成サービスを提供している。

主要著書

「ロジカル・プレゼンテーション」(英治出版・2004年)
「問題解決」(英治出版・2013年)
「ロジカルプレゼンテーション就活」(2015~2020年、日経HR)