教員紹介

福田 峰之

(Fukuda Mineyuki)

職名 客員教授
担当科目

議院内閣制度における公的ルール形成プロセス論


メッセージ

「ルール形成は日本経済の生命線。政治が果たすべき役割がある。企業が、日本人が果たすべき役割がある」

ルールには、公的、私的の区分があるとともに階層が存在し、国家における最上位の公的ルールは法律となる。議院内閣制度の下、法律が出来上がるプロセスは、国会の審議だけを見ても理解することは出来ない。政党内議論、与党間協議、与野党間協議、こうした国会での議論(本会議・委員会等)以外の過程を理解することが大切になる。例えば、政党がルール形成の為にいかに必要な情報を入手し、ルール改廃を望む組織と繋がっているのか、こうした視点は簡単には捉えることは出来ない。

 

技術で勝ってルールで負ける。今後の日本経済は国も企業もルールを作る側に回ることによって持続的な発展を遂げなくてはならない。課題は各種あれどもルール形成の手法はスタンダードなものであり、得た知識の下で課題を見出し、ルール形成のプロセスを作り上げ、社会変革を具現化する手法を考案し、具体的なケースにまとめ上げる人材が必要となる。

プロフィール

1964年生。立教大学社会学部卒。横浜市会議員、衆議院議員、内閣府大臣補佐官(社会保障番号制度担当)、内閣府副大臣(IT・科学技術・知財等担当)。ルール形成戦略議員連盟を立ち上げ、ルール形成戦略を政治課題とする。DX、再エネ・水素エネルギー、知財の実務責任者。サイバーセキュリティ基本法、官民データ活用推進基本法等、議員立法の策定を担う。現在、多摩大学院客員教授、九州大学客員教授、株式会社H2DX社会研究所代表取締役、NPO法人水素調理普及協議会理事長。

主要著書

単著「元IT副大臣53歳のセカンドスクール」(BCCKS)
共著「世界市場で勝つルールメイキング戦略」(朝日新聞出版)
単著「水素たちよ電気になーぁれ」(アートデイズ)
共著「俺たちデジタル族議員」(kindle