開催日:2017/1/31(火)、2/16(木)、2/24(金) 会場:多摩大学大学院 品川サテライト

都市の未来会議 全3回終了報告

2017年1月末から2月末に掛けて、3回シリーズで実施した品川塾「都市の未来会議」が好評のうちに無事終了いたしました。

第1回「働く女性の課題とゴール」

第1回は“働く女性の課題とゴール 〜多摩大学大学院で得たものそして今の私~”をテーマに、多摩大学大学院を卒業し様々な分野で活躍する女性企業家やビジネスウーマン4名によるプレゼンテーションの後に、約20名の参加者の皆様とともに活発な議論が行われました。( 第1回レポート

第2回「これからの女性の活躍」

そして第2回は、“これからの女性の活躍 〜女性のキャリア形成と働き方〜”をテーマに、ファシリテーターの幸田千栄子氏による女性労働の現状とキャリア形成、働き方についての問題提起。そして、女性企業家でいらっしゃる清水美雪氏、会社取締役で副業をもなさっている西本智子氏による講演。さらに参加者の皆様とともにキャリア形成のための軸とその強化法を考えるワークショップを実施いたしました。

参加者から「軸自体をどう設定すればよいか」といった疑問や「行動(回転)することで結果的に軸ができる」といった意見など、様々な視点から多様でユニークなアイデアが生まれました。軸があるのに、本人が軸と感じていない事例など、キャリア形成に関する様々な課題も発見しました。

第3回「増加する都市の空家対策」

また、第3回は“増加する都市の空き家対策”というこれまでとは異なるテーマで会議が行われました。

ファシリテーターの葛生善江氏による都市における空き家の現状報告の後に、実際に空き家対策や地域活動を推進する磯田周佑氏、佐藤擁氏、村田三恵氏ら3名の実業家による活動報告。そして、参加者の皆様とともにワークショップを実施しました。

「家を使い倒す。価値がないものと決めずに、徹底的に使い倒す。そこには、サロンや、大家さんとのネットワークや、いろいろなものが生まれる」といった意見。「付加価値がないと空き家になる。モノが無くてもヒトの手で、コトを発信できる。そこに行かないと感動できない体験を提供することで地域は活性化できる」といった意見など、様々な議論で会場は熱気に包まれました。

全3回の会議で多数の出会いが生まれると同時に多様な議論が交わされました。参加された皆様、たいへんありがとうございました。

品川塾の下でスタートした「都市の未来会議」はまだ緒についたばかりの活動ですが、イノベーションを推進するこのような会議を通じて多数の個人や団体・企業の皆様に、一歩前に出る機会を提供できたのではないかと自負しております。どのようなカタチになるか現在スタッフにて検討中ですが、活動は今回だけではなく引き続き行っていく所存です。社会、街、人など、都市が抱える様々な課題解決の一助になれば幸いです。

今後とも、皆様のお力添えをいただきますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

このたびはありがとうございました。

品川塾「都市の未来会議」スタッフ一同


第2回 登壇者

【スピーカー】

清水 美雪氏
株式会社メディカルラボパートナーズ 代表取締役

西本 智子氏
株式会社クオレ・シー・キューブ 執行役員 相談事業部長

【ファシリテーター】

幸田 千栄子氏
公益財団法人日本生産性本部 経営コンサルタント

第3回 登壇者

【スピーカー】

磯田 周佑氏
小豆島ヘルシーランド株式会社 地域事業創造部マネージャー
MeiPAM Art Gallery Shodoshima Japan 代表
株式会社瀬戸内人 取締役会長

佐藤 擁氏
ロジコ在宅支援センター 代表
特定非営利活動法人高齢者相談室 理事

村田 三恵氏
フリーキュレーター(元文学館キュレーター)
越谷市文化財調査委員

【ファシリテーター】

葛生 善江氏
一般社団法人 空き家活用推進協会 代表理事

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