

今まさに危機に瀕している日本を私たちは一刻も早く立て直す必要があります。そのためにはしっかりした知識ベースに裏打ちされた未来創造の志を持ったリーダーが必要です。
日本のこれまでの知のありようを刷新し、新しい知徳国家を作り上げるリーダーです。その力量の本質、それが「イノベーターシップ」なのです。
イノベーターシップを発揮するリーダーは知的バーバリアン(野蛮人)でもあります。既存の制度や発想に雁字搦めの日本をぶち壊していくのです。
そんなイノベーターシップのありようについて皆さんと考えたいと思います。
1935年東京都生まれ。58年早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてPh.D.取得。現在、一橋大学名誉教授、日本学士院会員、中小企業大学校総長。2017年カリフォルニア大学バークレー校経営大学院より「生涯功労賞」を受賞。知識創造理論を世界に広めたナレッジマネジメントの権威。主な著書に『失敗の本質』(共著)、“The Knowledge-Creating Company” (共著、邦訳「知識創造企業」)、”The Wise Company” (共著、邦訳「ワイズカンパニー」)、『直観の経営』(共著、英訳“Management by Eidetic Intuition”)、『野性の経営』(共著)など多数。
東京大学教養学部卒業。オックスフォード大学経営学修士。人事、企業変革、社内コミュニケーションのコンサルティング事業を統括。また、野中郁次郎教授との共同研究によるMBB(思いのマネジメント)の第一人者。主な著書に『MBB:「思い」のマネジメント』『ビジネスモデル・イノベーション』『未来を構想し、現実を変えていく イノベーターシップ』など多数。