

新たな政権が「新しい資本主義」を掲げたことで、それはいかなるビジョンかとメディアの注目が集まっています。しかし、我々が、真に「新しい資本主義」をめざすのであれば、これまでの資本主義の基盤にあった「経済」と「資本」の考え方を見直すことから始めなければなりません。本講義においては、従来の経済学では考慮されなかった「ボランタリー経済」と「目に見えない五つの資本」について論じ、「21世紀の新たな資本主義」のビジョンを語ります。
東東京大学卒業。東京大学大学院修了。工学博士(原子力工学)。米国シンクタンク・バテル記念研究所・客員研究員を経て、日本総合研究所の設立に参画。取締役・創発戦略センター所長を務める。現在、シンクタンク・ソフィアバンク代表。社会起業家フォーラム代表。世界経済フォーラム(ダボス会議)GACメンバー。世界賢人会議ブダペストクラブ日本代表。東日本大震災に伴い内閣官房参与に就任。原発事故への対策、原子力行政の改革、原子力政策の転換に取り組む。著書は90冊余。