少人数クラスだから、深く、濃く、丁寧に学べる。
品川駅南口から1分。仕事を続けながら
MBAを取得できます。

 

ビジネス実践知探究 第1講 その1(佐藤勝彦.特任教授)2020年春学期

授業の様子

ビジネス実践知探究 第1講 その1(佐藤勝彦.特任教授)2020年春学期

2020年7月2日

授業の様子

編集工学とは何か。人によってそれぞれ定義が発散しそうな「編集」という言葉に「工学」までついてさらにわかりにくい。
第1講ではまず最初にその「編集」という言葉を定義する。「編集」とは、情報と情報の「あいだ」に関係線を引くものである。そして「編集」とは、ブラックボックスの思考プロセスを意図的にマネジメントすることである。
なんのことだかわかるだろうか。私にはピンとこなかった。その場では、「そうか、編集とはそういうことなのか」などということにはならなかった。しかし講義を受けた後、なぜか私の中ではこの定義は腹落ちした。もし、この講義が文字起こしされたものを読んだだけでは、おそらくこの「腹落ち」には至らなかったであろう。
メラビアンの法則によると、話し手が聞き手に与える影響力のうち、言語情報によるものはわずか7%にすぎないという。残りは聴覚情報と視覚情報である。このノンバーバルの「影響力」は、そこにとどまらず「理解力」にも通じると私は考える。文字を追うだけでは決して得られない「生」の講義の価値がそこにある。それはオンラインでも同じだ。
・編集的思考とは要約と連想のかわるがわるである。
・アイデア出しの段階で「実現性は?」と問うのは、アクセルとブレーキを同時に踏むようなもの。
・編集には「型」がある。
・最初の「収集」の段階では、自分に見えているものは「ある側面」にすぎないことを意識する。
・“情報の言い換え”のテクニックによって「見方」を増やす。
・情報の「地と図」。

これは単なるノウハウなのだろうか。覚えたらすぐに使えるテクニックなのだろうか。講義の内容を文字で紹介することに、違和感と同時に非常に大きな限界を感じる。
「子夏曰、博學而篤志、切問而近思、仁在其中矣」
ひろく学びて、あつく志し、鋭く問い、身近な問題に当てはめて考える。仁は自然にその中から生まれてくる。これは、オリエンテーション資料の最後に先生が紹介した論語の言葉である。
先生がこれを初回のオリエンテーションで紹介した意図は何か。
編集工学を「知識」だけで学ぶことは、おそらく難しいのではないか。必ず「体験」や「実習」が必要になるのではないか。と同時に、だからこそそこから得られる価値は貴重である。それを強く実感した初回講義であった。

Page top