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カルチャーベースマネジメント 第3講(徳岡晃一郎教授)2019年度 秋学期

授業の様子

カルチャーベースマネジメント 第3講(徳岡晃一郎教授)2019年度 秋学期

2019年11月7日

授業の様子

本講義も第3講を迎えた。徳岡先生の講義は多くの気づきがあり、私はいつもワクワクしながら臨んでいる。
講義前日の10月22日は「即位礼正殿の儀」が執り行われ、日本という国の歴史や慣習、皇室の在り方や政治との関わりに想いを馳せていた。さらには各国の賓客が見守る中で行われる日本古来の祭礼を海外の方にどのように伝えたのだろうか、どのように感じられるのだろうかとも考えていた。そんな中、本日の講義は「有職故実」という言葉から始まった。「有職故実」とは古代の先例に基づいた朝廷や公家・武家の行事や法令・制度・風俗・習慣・儀式・装束などのこと、もしくはその研究を指す。即位礼正殿の儀も古来の方法だけではなく、皇后が天皇と並んで登場するなど、少しずつ時代に即して変化しながらも、脈々と往古から受け継がれてきている。
真のイノベーションはそのことの成り立ち・歴史・意味を知ることから始まる。これまでにも講義の中でイノベーションについて学んできたが、つい「イノベーション」というと現状を変えることに視点が集中し、現状否定から入ってしまいがちだが、そのものがどのようにして生まれ、どのように育ったのかを知ることが本質的な変革につながることを改めて認識した。やりっぱなしの刹那的な行動は決してイノベーションを生み出さない。
前回の講義では、しがらみにとらわれる組織では、カルチャーは果たしてしがらみになるか、それを超えてレガシーにできるか?という命題からしがらみ度チェックを行った。本日の講義ではさらに、しがらみ度が強くなればなるほどシステム依存の傾向が強くなることを学ぶ。組織的な不正を研究している受講生の方から面白い話を聞いた。組織不正にかかる第三者委員会のレポートからは、このシステム依存といわれる状態が、組織にあまねく蔓延していることが読み取れるとのこと。システム依存は組織ぐるみの不正にも繋がりかねないようだ。
「なぜシステム依存が起きるのか」をテーマに今日最初のグループワーク。皆の声が大きくて、グループ内の声が聞き取りづらいくらい活発な討議が行われる。先生の講義ではグループワークの総括発表時には常に的確な表現を求められる。このあとの企業理念を調べたことでも実感したが、平易な言葉で的確に表現しないと思いは伝わらない。難しいことではあるが、言葉の大切さについても勉強になる。
システム依存が起き、企業文化が衰退するのは、本質を考えなくていい仕組み、各自の勉強不足、人への関心の低さなどが挙げられた。日本企業は特に同調圧力の強さを企業文化として持つことが多く、システム依存になりがちといえる。私の勤める建設業においても残念ながらシステム依存といえる事象が散見される。当社は体制も古く、強い旗振りもいなければ作業効率を追求することもなく、このままで大丈夫なのだろうかと思わせられることが多い。どのように変えていけるのか、小さいことからでも自分がイノベーションを起こす必要がある。
次回はいよいよスターバックスの方を迎えての講義。生きた企業文化に直接触れることとなる。ハワード・シュルツ氏の理念はインターナショナルグループ会社であるスターバックスジャパンにいかにして受け継がれているのだろうか、事前にシュルツ氏の格闘を拝読しているだけにとても興味深い。また、次回の宿題についてのお題発表では受講生一同、今まで稀な好反応だった。宿題を行うこともワクワクするが、受講生の皆様とのシェアも含め次回の講義が今から楽しみである。

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