少人数クラスだから、深く、濃く、丁寧に学べる。
品川駅南口から1分。仕事を続けながら
MBAを取得できます。
MENUMENU

 

ヒューマンリソース概論II 第2講(徳岡晃一郎教授)2019年度 秋学期

授業の様子

ヒューマンリソース概論II 第2講(徳岡晃一郎教授)2019年度 秋学期

2019年10月17日

授業の様子

 成果主義中心の人事戦略が行き詰まりを見せるなか、人事を再構築するための新しい型として注目されているのが「思いのマネジメント(MBB)」である。第2講では、ポスト成果主義として期待されるMBBについて、数値目標を追いかけるマネジメント(MBO)との比較によって考察を深める。
 利益を追求する企業にとって、業績などの数字によって社員を管理するMBOが不可欠であることは言うまでもない。しかし組織として力を発揮し、知識創造企業であり続けるには、上司から投げかけられた目標をただ追うだけでなく、各人が何を、なぜ何のために、どのように動くのかを考えることが重要だ。考えることによって思い(belief)が醸成され、夢や志につながり、骨太な経営が可能になる。
徳岡教授がMBOとMBBは、いわばサイエンスとアートであり、左脳と右脳であるという対比を丁寧に解説されたところで、「思い」の代表としてイチローと矢沢栄吉が紹介される。野球と音楽という異なるフィールドであり、年齢も24歳の開きがあるお二人ではあるが、情熱の煮えたぎる温度の高さは共通している。その熱さに触れたわれわれ受講生は、グループに分かれて各自の仕事への思い、その背景などを語り合う。それぞれの、日ごろ伺いしれない心情に耳を傾け、冗談も交えつつ議論を進めると、やはり実体験に裏打ちされている思いは強いと、改めて気づかされる。
 授業後半のテーマは、MBOとMBBをいかに両輪で推進していくか。標準的な経営計画策定プロセス+MBOに、MBBプロセスを組み合わせるには、経営トップと現場の頑張りだけでは十分ではなく、ミドルマネジメントの役割が大きい、いわゆるミドル・アップダウンを活用して、社全体に思いを浸透、共有させていく。社内の実情にもくわしく、世の中の動きにも精通している必要があり、ミドルマネジメント層がしっかり勉強を重ねておく必要があると思った。
また、MBBプロセスのしかけとしてMBB面談、セルフコーチング、MBBシートなどの手法が用いられることも知った。二人一組で、上司と部下の面談をロールプレイ。部下への一方的な押しつけを避ける、部下の発言は正面から受け止めて検討を約束する、といった特長に触れることができた。
 最後に、本日2回目のグループディスカッション。自社内のMBOとMBBのバランスについて話し合う。業種や企業規模による違いも大きく一概には結論づけられないが、バランスを取るのは難しいと感じた。次回の講義で学ぶ予定のセルフコーチングが役立ちそうで楽しみだ。


                                     

Page top