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ビジネス実践知探究 第3講 その1(佐藤 勝彦教授) 2019年度 春学期

授業の様子

ビジネス実践知探究 第3講 その1(佐藤 勝彦教授) 2019年度 春学期

2019年5月21日

授業の様子

この授業では、インプットされた学びを振り返りアウトプットさせる課題が毎回提示されるがその内容が意外なものが多く、いつも知的探求心が刺激される。と同時に、このアウトプットをすることにより学びに対する「理解」だけに留まらず、「活用」できるように導いてくれる。今回の課題は、自分で新書を1冊選び、前回学んだ「Quest Leading」を実施し、得られた気づきを一人一人発表しながら共有した。「Quest Leading」は1冊の本を精読するのではなく拾い読みをしながら通読する為、本自体から得られる情報には、モヤモヤ感が含まれた状態であることは否めない。しかし、各自が得た気づきやモヤモヤ状態に対して、安藤先生から「Quest Leading」の特徴を加味しながら一つ一つ丁寧にフィードバックしてくれる内容から得られる気づきもあり、より学びを深めることができた。

後半は「物語の方法」をテーマに物語編集術を学んだ。琵琶法師が語り継がれる中で日本語が生まれたように、言語が物語を作ったのではなく、実は物語が言語を作ってきた為、私達の頭の中には物語回路がすでにあるという。それを体感すべく実際にグループにわかれていくつかのワークを行った。

ひとつはブラインドスケッチ。これは語り手のミッションは、描き手に絵を見せずに書いてあることを説明し、描き手のミッションは、説明を聞き質問も文字得ながら絵を描いていくのだが、情報の「地」と「図」が噛み合わないとコミュニケーションに齟齬が生まれ正しい絵に近づけることが難しい。伝える際には話の「地」と「図」を明確にし、聞くときには相手の「地」を想像し「図」を理解することがいかに大切かを実感すると共に、物語の構造を活用してコミュニケーションをとることで、双方共にイメージがしやすくなり、齟齬も縮まりやすくなることが体感できた。

もうひとつはカット編集術。これは4つのシーンを順番も登場回数も自由に組み合わせ、ストーリーを作っていくものだが、面白いことに同じ素材を使用しているのに誰一人として同じストーリーにならず、個性あふれる物語が誕生し、頭の中に物語回路がすでにあることを改めて実感した。

物語は身近で娯楽的なものと思っていたが、物語の構造を理解しツールとして活用すれば、誰にでもイメージしやすい形でコミュニケーションが取れ、イノベーションの生成にも関係してくるという点にも納得する。

この授業は、教養を磨くのはもちろん、課題やディスカッションと通じて複眼的にみる思考力も鍛えられ、他の授業では得られない新しい刺激を受けている。残り5回の授業も楽しみである。

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