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「社会的インパクト投資」(小林 立明 客員教授)平成30年秋学期第4講

授業の様子

「社会的インパクト投資」(小林 立明 客員教授)平成30年秋学期第4講

2018年11月12日

授業の様子

本講義では、多様化する社会課題にビジネス手法を活用して取り組もうというソーシャル・エンタープライズに対するファイナンス手法として欧米で発展を遂げてきた「社会的インパクト投資」に焦点を当て、その手法、市場および発展のための施策を概観することを通じて社会的インパクト投資における一連のプロセスについての実践知を獲得していきます。毎回、ゲスト講師が招かれ、それぞれの専門分野について、現場でのご経験、リアルな事例を含めた講義が行われます。
 
第4講では、まず、新生銀行グループ 新生企業投資のシニア・ディレクター黄春梅氏が、社会的インパクト投資「子育て支援ファンド」について講義を行ってくださいました。
子育て支援ファンドの投資対象や、案件発掘について、そして投資プロセス、フェーズごとのリターン評価の話の後、具体的な支援先4つについてもお話しくださいました。
黄春梅氏は、15年以上のベンチャー投資、バイアウト投資経験を経て、自らの提案で、インパクト投資チームを立ち上げられたとのこと。「投資が大好き!」と、投資先とパートナーとして、熱意を持って取り組まれている姿は、とても魅力的でした。

受講生は、組織において投資を担当している方、ソーシャルビジネスを立ち上げることを目指している方もおり、投資プロセス、事例については、特に活発にディスカッションが行われました。

その後、小林先生による「社会的インパクト投資の諸類系」の講義が行われました。ソーシャル・セクター事業者のさまざまな法人格について、ファイナンス面、またそれ以外の面でのメリット、デメリットを知り、法人格選択の考え方を学びました。そして、ソーシャル・セクター事業者の発展段階に応じた資金調達手法を学び、最後にグループワークで、子育て支援分野のケース・スタディ3団体について、特定の法人形態を選択した戦略を分析しました。ミション、ビジネスモデル、ファイナンスなど様々な観点から分析し、ディスカッションをすることを通し、今日の講義で学んだことが、自分のものとして、腹落ちしていく実感を得られました。

このように、本講義はゲスト講師からの講義含めて、ディスカッションを交えて行われていくため、講義後も、振り返り、深く考え、それぞれの立場で知識を実践する力として昇華することができます。

「社会的インパクト投資」というコンセプトが誕生してからまだ10年しか経っていません。全世界で2000億ドル前後の規模に達していますが、その最新動向、歴史や全体像を体系的に学べる機会は日本にあまりなく、本講義は大変貴重な機会です。これからの講義も、大変楽しみです。

執筆者:亀井裕子さん(46期院生代表)

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