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「ルール形成のためのメディア戦略」(岡田 宏記 客員教授)平成30年秋学期

授業の様子

「ルール形成のためのメディア戦略」(岡田 宏記 客員教授)平成30年秋学期

2018年11月9日

授業の様子

<授業の内容・様子>
この授業では、佐々木毅氏らの著書「政治を動かすメディア」の中にある“1989年の精神”を度々参照する。
この年、冷戦が終了し、グローバル経済と自由、民主政が究極の制度として宣言され、インターネットも普及。
それから20年経て、自由経済と民主政の間にすき間風が吹き、様々な問題が噴出していると指摘される。
それはなぜなのかを制度・ルールの形成とメディアの機能の面から考えている。
巷間、ブレグジット、トランプ政権誕生とSNS/フェイクニュースの関連などが取りざたされるが、授業では射程をもう少し長くとり、そもそも国民国家なるものが創られた時代から考察を始める。
その黎明期は丁度マスメディアの誕生期でもあったが、国民国家を創るために、⓵思想、⓶シンボル、⓷儀礼空間/パフォーマンス、⓸メディア、という4つのレイヤーが構築されたとの仮説を立て、その各層の強度から、制度・ルールの出来具合を見立てる。
就任したばかりの柴山文科大臣が「教育勅語」の普遍性を説いたが、その思想は江戸末期の水戸藩で構想されていたアイデア。
170年の時を経て、今また蘇るその強靭さ。
それに加えて、シンボルを定め、儀礼空間でのパフォーマンスを当時の先端メディアを用いて周知するという巧緻な政治手法。
この天皇制の創作に見られる4つのレイヤーを起点に、トランプ政権を含む古今の様々な政治体制、ルールを勉強中といったところ。
元より、浅学の講師ではありますが、生徒さんの知見も拝借しながら、未踏の地へ分け入っています。

<受講者の感想>
天皇制やヒトラー政権といった、”強力”な支配制度。
それらがなぜ、歴史全体から見ればかなりの短期間で国を治めることができるようになったのか。
その点について、”ルール形成のためのメディア戦略のフレームワーク”ともいえる構造に、基づいてわかりやすく授業が進んでいきます。
様々な映像コンテンツを交えて講義いただくことで、自分自身が追体験をしているように感じながら、如何にしてシンボル・儀礼空間・メディアを通じて思想を国民に広げていったのかを学ぶことができます。
これまでに全く持てていなかった視点なので、毎回の授業が新鮮です。

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