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「立志人物論」(久恒 啓一 教授)平成30年秋学期第4講

授業の様子

「立志人物論」(久恒 啓一 教授)平成30年秋学期第4講

2018年11月2日

授業の様子

「立志人物論」の第4講

テーマは「持続する志」。牧野富太郎。大山康晴。原敬。池波正太郎。市川房枝。羽仁もと子。資料、口頭説明、ユーチューブ。

加えて、松尾孝(カルビー)、笹崎龍雄(サイボクハム)、白川静(東洋学者)、保直次(城山観光ホテル)、中村秀一郎(多摩大学長)、増田通二(パルコ)の人生と名言も紹介した。

以下、授業の感想。日本人。

・本日の講義で紹介のあった人物達は一つの物事を突き詰める人種であり、故に各々が使命や役割を持っていると感じました。牧野富太郎は草木の精であると言うように植物を解明する事に時間を費やし、大山名人は勝利を重ねて、最後の役割は負けて時代を進める、その為の人柱となる事を役割としているようにも見えます。原敬にしても、功績は偉大なれど、死を持って歴史の中で役割を終える事は幕末や大戦時ではむしろ普通に起こっており、役割に徹したと言えるかも知れません。池波正太郎は現代と江戸時代を繋ぎ、市川房枝は女性の人権確立を進め、羽仁もと子は学校を作り人を排出したと伺いました。皆、使命を果たして歴史に残ったのだと考えました。個人的に興味深かったのは、棋士の名言は言葉を対にして使い、非常に論理だてた文章が多かったのに対して、池波正太郎は情緒的な文章で読者の想起意欲を感化させ、情景に訴える事を目的としていると感じました。又、市川房枝の論は政治腐敗と徴兵を同義として使っていて非常におかしい文章をエネルギーを持って正当化する辺り、政治家として優れていると思いました。現代の政治家の源流であると思いますが、現代のそれに対してまだ、ノスタルジックな雰囲気が残っているのは時代背景ではないかと思います。街頭演説の映像に映っている群衆は若く、市川房枝に聴き入っています。現代の街頭には若者よりも老人が多く、国の文化の推移とは存外この様な論調一つにも現れるのかも知れないと感じました。職業や役割によっても物の考え方が異なり、アウトプットとして文章に残る。立志人物論、面白いです。単なる知識の習得だけに留まらず、時代や文化背景にまで思いをはせる事ができます。加えて、留学生の方の物の見方が日本人と相違しているところも参考になります。本日もありがとうございました。

・持続する志というテーマの中で、登場した各偉人の方々に共通することは、ただひたすらに一つの物事に打ち込んだそのひたむきさにあると感じました。一方で、この志を持続させることに対して、やはりたった一人の力で成し遂げたというよりは、良き伴侶、理解者、協力者の力なくしては成し遂げられないだろうとも感じました。授業冒頭で議題となった「志」。何気なく「志」という言葉を使っていても、いざその意味を問われるとすぐに答えが出ない。とっさに、利他の心と口には出たが、その意味するところをしっかりと理解することはとても重要だと痛感しました。また、「現代の志塾」と称する多摩大学の掲げる「志」という意味についても、゛社会の不条理の解決のために自らの職業や仕事を通じて貢献をする゛という意味が込められており、このことを知ることは、改めて理解を深める良い機会となりました。講義で紹介のあった偉人のように、一つを極めるということは、生半可な覚悟では到底できず、自分自身にこの気概があるかと問われれば、正直不安でもあります。ただ、偉人の足跡は学ぶべきところが非常に多く、少しでも多くを学び、自分の糧になるよう努力を積み重ねていきたいと思いました。本日の講義ありがとうございました。

・原敬「無私」。市川房枝「婦選は鍵なり」。「平等なくして平和なし、平和なくして平等なし」現代の志学という多摩大学のキャッチフレーズはグサリと私の心に刺さった。40歳を目前にして、これからの半生(人生100年時代とすると60年!)をどのように生きるか、現代の志学たる多摩大学という場に出会い様々な方々と語り合うことで自分の志を見つめている。今日の立志人物論でご紹介頂いた人物の中では、原敬と市川房枝の志に強い感銘を受けた。原敬は平民出身者で始めて総理大臣まで上り詰め、日本の歴史に残る数々の仕事をした大人物だ。爵位の授与を固く拒み、無私の心で志を軸に生きた姿を短い講義の中でも強烈に感じることができた。市川房枝は演説の映像が印象的だった。運動は事務の堆積であるという言葉の通り、自ら行動し、有言実行、言行一致の潔い人物像が映像からも伝わってきた。私は部署がら女性社員と働くことが多く、女性の力を日々感じている。市川房枝が言うように、女性が活躍する社会、世界は人が大切にされ、戦争のない平和な世界であると思う。昨今の男女平等やダイバシティの活動にもつながる「平和への意志」を市川房枝の演説から受け取ったように感じた。私は人事/総務分野を専門として仕事をしてきた。人事の世界ではモチベーションなるワードがもてはやされて久しい。社員のモチベーションを高めるために、評価や報酬、社内環境など様々な面から工夫を凝らす。しかし、モチベーションにはフワフワした一過性の気分のような側面がある。ボーナスが増えるからもう少し頑張ろうとか、社内に気持ちのいいカフェがあるからやる気が出るとか、もちろんそういう面は人間誰しもある。しかし、それで今の社会課題や、企業の抱える課題が解決できるだろうか。壁にぶつかっても悲観せず、必ずやり遂げることができると楽観の意志を持ち行動し続ける人物を小手先のモチベーション論では決して育てることはできないだろう。「社員が(つまり自分自身が)いかに持続する志を持つようになるか」、という問いこそ、いま企業の人事/総務部門が持つべき問いなのではないか。いま日本は少子高齢化、人口オーナス、政府の過大な負債など多くの困難な課題に直面している。企業においては、今までの延長上にある単純な努力が報われる余地は少ない。目の前の人参を追いかけるようなモチベーション論ではなく、一人一人の生き方や信念に根ざした「持続する志」こそ、私たちの直面している今の現実を切り開く心のありようとして相応しい。学科長の徳岡先生の授業では、意志力というワードで表現されていて、今日の久恒先生の持続する志と共通するものだと理解が深まった。今日も、たくさんの学びをいただきました。先生やクラスの皆さんに感謝いたします。

・[志]のテーマに関して人物紹介、将棋で活躍する棋士の言葉の引用がありました。若い方や留学生の方々には馴染みがないかもしれませんが、私にとってはリアルに体験した人物ばかりです。池波正太郎は、その作品の多くを読み、かつ映画、テレビで見る事もあり、大変馴染みの深いと作家です。鬼平犯科帳はところどころに食べものの記載もあり、食通の池波ならではの作品です。時代小説で作品の多さでも人気のある作家です。中国からの留学生との会話の中で、中国にも[金庸]という中国国民が誰でも知っている有名作家がおり、広く読まれていることもを教えてもらいました。作品は侠客、外伝など池波作品に近いようですが、中国では格が上の作家と聞いています。日本語訳もあるようですので、今度機会があれば読んでみようと思っています。今回、特筆すべき人物としては、志し半ばで暗殺されてしまった宰相の原敬ではないでしょうか。東京駅で暗殺されたようですが、興味深いことで、そのことを調べている人もおり、暗殺された場所が残っています。今では、もう誰も気に留める人もなく、大勢の人がその場所を通り過ぎています。後に、もっとも優秀な宰相が誰かというアンケートで、第一位になっているくらい人気と実力があったと言われる人物です。暗殺されなければ、今日の日本も大きく変わっていたかもしれません。歴史は時として皮肉な運命を作り出すものです。もう一つのテーマでもあります女性として、その地位の向上に貢献した市川房枝がいます。幸いにして、私は市川房枝が市民運動をしていた若い頃の姿を知っていますので、あの正義感と純粋な心に一種の憧れを持ちました。そしてもう一人、学生だった好青年の菅直人も同じ活動を支援していました。後に民主党の首相になるのですが、運悪く震災の影響で政治家としての活躍の場を失ってしまったようです。今回、将棋の大山康晴を取り上げて頂いたことに感謝しております。私自身でも、将棋を長く愛好しており、大山と枡田の名人戦の勝負も記憶に留めており、学生の時に仲間と将棋を指したことが懐かしく思い出されます。今と異なり、スマホゲームなどがありませんから、囲碁、将棋、、麻雀のアナログゲームが活躍していた時代です。将棋は、上位者、有段者が絶対優位で序列がはっきりしていましたが、七冠をとった羽生善治に対抗する藤井聡太の出現で将棋の根底をひっくり返すような時代がやって来たのかも知れません。藤井聡太は、100年に一人の天才と言わざるを得ません。そして、大山康晴は、かつて長きにわたり、その頂点を極めた大天才です。惜しむらくは、同じ時代での将棋の対戦が見れないのが残念です。

・「持続する志」。牧野富太郎は植物の研究に80年以上の人生を捧げた。大山康晴は将棋棋士として、「一時の栄光よりも、長く続けることが大事」と、1度は頂点を極め、50歳で無冠となりどん底を経験しながらも、将棋の世界において果敢に挑戦をしつづけた。原敬は平民から総理大臣にまで上り詰め、激務の中でも19歳から65歳まで日記を書き続けた。池波正太郎は小説家となってから、自分を段取ることにより膨大な作品を書き続けた。市川房枝は婦人運動家として、亡くなるまで日本における女性の社会的地位向上のための運動を続けた。羽仁もと子は日本女性初のジャーナリストとなり、自由学園も創設。出版と教育に人生を捧げた。今回学んだ人物に共通しているのは、まさしく持続する志である。途中で挫折しそうなことが何度もあったであろう。しかし、それを乗り越えて、名を馳せた方々である。強い思いを持ち続け、意思を貫徹してきた方々、頭がさがる思いです。ひるがえって自分はどうであろうか。転職回数でいえば立派なジョブホッパーであることは自覚しています。しかし、会社・業界は違えど、人事領域に携わるという軸はぶらしていないと考えます。そして今回の講義をうけ、私が尊敬している人から以前もらったアドバイスを思い出しました。「一流のエキスパートというのは、1つの武器を持ちながらも、それ以外のことについても見識がひろい人物のことをいう。それしか知らない・できない専門バカとは天と地ほども違う」。その通りであると考え、私がMBAコースで学ぶ理由もそれです。人事領域しかしらない人事バカになるのではなく、人事という誰にも負けない一芸を持ちながらも、マーケティングや財務等についても幅広い知識を身につける。そうでなければ今後ビジネスの世界で生き残っていくことはできないという危機感を抱えている。だからこそ、MBAコースで今学んでいるのです。そしてやがては、「あいつは本物の人事のプロ。そして経営全般についても造形が深い」と称される存在になることを目標に、近い目標に設定しました。講義で人物伝を学び、過去の忘れていたこと、現在の自分の思い、そして将来の目標を整理することができるようになりました。毎日を漠然と過ごしていたら絶対にできないことです。改めてありがとうございます。「高い志を貫徹する男」と周囲から称されるようになるよう、今後も精進を続けていく所存であります。立志人物伝の講義では非常に多くの刺激をいただいております。次回以降もよろしくお願い申し上げます。



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