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「ヒューマンリソース概論」(徳岡 晃一郎 研究科長)平成30年秋学期第3講

授業の様子

「ヒューマンリソース概論」(徳岡 晃一郎 研究科長)平成30年秋学期第3講

2018年10月17日

授業の様子

「ヒューマンリソース概論」第3講 受講生の感想

今回は、思いのマネジメント(MBB:Management by belief,)の定義や意義の説明から講義が始まった。

MBBの定義とは、内省により個々人の思いを明確化しすることであり、その思いを相互対話によって志にまで高めることである。会社や組織目標の背景にある会社や上司の思いと、自分自身の仕事やキャリアに対する思いを創造的対話によってぶつけ合うことで、双方にとって意味のある目標を見つけ出すことができれば、従来型の定量的な目標管理が陥りがちな、やらされ感や疲弊、目標の矮小化を回避することができることに意義がある。

私の勤務する会社は、数値目標の管理による上意下達が疲弊を生み、社員が自ら考えて行動することをしない受け身の姿勢に陥っている。社員は誰しも自分の仕事やキャリアに対して何かしらの思いを持っていると思うが、その思いについて社内で話をする機会はほとんどない。日々の業務に忙殺される中で、いつしかその思いは抑え込まれ自ら封印してしまう。社内に蔓延している閉塞感はMBB思考の欠如が原因の一つであるのではないかと考えさせられた。

授業の後半は、「目標の高質化の効果とは?」というテーマについてグループ討議を行った。
この討議からの学びとしては、個人の目標を高質化するには“対話”が重要であり、日常的な対話によって思いをぶつけ合うことができる社内環境になれば、いずれ問題の本質を語れるようになり、あてがい扶持の目標の完遂ではなく、本当に解決しなければならない問題が見えてくる。そして会社の風土改革や修羅場に対峙したときに一緒に乗り越えられる戦友が得られるということだ。思えば、昔に比べ、業務終了後に会社の仲間と酒を飲んで語り合う機会も減っている。役職・部署・職種の違いなどの垣根を超えて、本音で語り合うことで熱い思いや人間力が自然に育まれていくのだと思う。

授業の最後は、「自社の人事制度」について、一人の受講生がプレゼンテーションを行った。
制度の説明だけでなく、現在の人事制度や人事部の問題点を考察した素晴らしいプレゼンテーションだった。その会社の制度の問題点としては、「公平性や明確性、社員の納得感などを追及していくと、人事はより精密で複雑な人事制度が作りこんでいく。その結果、現場の社員にはわかりづらく、人事側も運用に手間がかかり、双方にとって形骸化した単なる作業となってしまっている」と説明していた。この点は私の会社も全く同じ状況であるため共感を覚えた。

徳岡先生の授業では毎回グループ討議と理論の説明を関連づけて授業を進めてくださるので受講生にとってはとても理解が深まる。また、グループ討議で様々のバックグラウンドの受講生の考え方に触れることができるので、新たな気づきが得られることは大変有意義である。

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