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「ライフの達人連塾」(渡辺 幸裕 客員教授・佐藤 勝彦 特任教授)平成30年春学期

授業の様子

「ライフの達人連塾」(渡辺 幸裕 客員教授・佐藤 勝彦 特任教授)平成30年春学期

2018年7月5日

授業の様子

和の魂を学ぶというコンセプトの講義「ライフの達人」も、最初の概論につづき、「和菓子」「歌舞伎」と回を重ね、今回は「日本酒」ということで「獺祭」の銘柄で有名な旭酒造株式会社から執行役員の松藤氏が来られて、詳しいお話を伺いました。
 まずお酒について特に日本酒に関する一般的なお話では、日本酒製造の概要と特徴、例えば洗米の度合いと日本酒の関係、日本酒は平行複発酵という他に例をみない発酵方法であること、歴史的には室町時代にはすでに現代の製法に通じる技術が確率されていたこと等々、興味ふかいお話でした。
 旭酒造の紹介では、山奥にも関わらず背の高い本社ビル、しかし大手酒造メーカーとは違い、大きなタンクや自動洗米機などは使っておらず、すべて人手によって製造されていること、しかしそれ故に妥協のない美味しい日本酒になっているのでしょう。さらに日本酒をワインやビールと肩を並べるような酒のひとつにすべく、フランスに続きこれからニューヨークへの進出を計画しているとのこと、是非頑張ってほしいものです。
 つづいて獺祭の試飲です。洗米の度合いを50%、39%、23%としたそれぞれを試飲して、その香りや味の違いを確認し、おかきのようなお菓子とも相性がよいとのことで当然試食したりもしました。講義は楽しく和やかなうちに進み、尽きない質問や意見とともに終了したのでした。
 和菓子、歌舞伎や日本酒といった伝統の日本文化は、かなり古い時代に確立され、時代とともにその技術を高めながら連綿と継承されてきた日本の伝統の心の結晶であり、これらを通じて先祖たちの志を受け取って、現代のイノベーションとして役立て、さらに未来に届けていくという心を大切にしたいものです。

第4回目は「獺祭」の蔵元である旭酒造 営業部長 松藤氏をお迎えしてのセッションでした。
日本酒とは から始まり、「獺祭」がいかにしてつくられているかを語られました。
その中で、日本酒は室町時代には製法が確立され、独特の製法で作られていますが、古い道具や方法を使い続けることだけが伝統ではないと仰られいていました。
味わって飲む人が幸せになるお酒を造るという想いと、時代が変わっても、その時代時代で飲み継がれていく日本酒を絶やさず創り続けることが伝統を受け継いでいくということとリンクしている印象を受けました。
それは、人の手をかけるべきところには惜しみなくかけ、テクノロジーに頼るべきところは活用し、どの銘柄も最高の品質で仕上げていくという、大規模ブリュワリーではやれないことを実現しているところに表れていました。
また、より具現化されているものが「獺祭」そのものでした。
頂くのは初めてでしたが、日本酒を飲み慣れない私でも味わえるお酒でした。
精米度の異なる三種類をいただきました。それぞれ香りや味はもちろん異なりますが、飾らないが凛としている、底力がありつつも思いやりを感じました。
ニューヨーク酒蔵プロジェクトでは、日本人だけでなく世界中の人を幸せにするお酒が創られていくのでしょう。
試飲では、参加者がプロジェクトメンバーとなったかのようにアメリカでのブランディング戦略談義となり、ビジネススクールならではのオトナの学びとなりました。

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